家電・モバイル ボリュームゾーンの最新動向を知る
 

「スマホにIGZOをどんどん載せていく」、シャープが携帯電話機の国内市場シェア回復に意欲

大下 淳一=日経エレクトロニクス
2012/10/23 20:19
印刷用ページ
スマートフォン市場で巻き返しを図る
スマートフォン市場で巻き返しを図る
[クリックすると拡大した画像が開きます]
シャープの大畠氏
シャープの大畠氏
[クリックすると拡大した画像が開きます]
年末商戦向けに7機種を投入
年末商戦向けに7機種を投入
[クリックすると拡大した画像が開きます]
IGZOパネル搭載モデルを一挙に拡大へ
IGZOパネル搭載モデルを一挙に拡大へ
[クリックすると拡大した画像が開きます]
IGZOパネルを搭載した「AQUOS PAD」
IGZOパネルを搭載した「AQUOS PAD」
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 「IGZOはスマートフォン事業における競争力の源泉。今後、IGZO搭載モデルを一気に拡大し、国内携帯電話機市場でのシェアを回復させたい」(シャープ 執行役員 通信システム事業本部長の大畠昌巳氏)――。

 シャープは2012年10月23日、年末商戦向けに国内の携帯電話事業者3社から発売される携帯電話機とタブレット端末について、東京都内で説明会を開催した。スマートフォン3機種、フィーチャーフォン2機種、タブレット端末1機種の計7機種である。うちスマートフォン1機種とタブレット端末には、同社が業界に先駆けて量産化したIGZO TFTを用いた液晶パネル(以下、IGZOパネル)を搭載した。

 登壇した同社の大畠氏はまず、携帯電話機事業の現状について説明した。シャープは国内の携帯電話機市場で長く首位の座にあったが、2011年度に3位に陥落した。その要因については、「グローバル端末の国内への流入や、プロセサの高速化などによる高機能化、LTE(long term evolution)をはじめとする新しいキャリア・サービスの登場といった変化への対応で遅れ、競争力を落とした」(同氏)とした。今後は「2012年度上期をボトムとして国内でのシェアを回復する」(同氏)狙いであり、低電力で高精細なIGZOパネルをその原動力としたい考えだ。

 今回の7機種のうち、IGZOパネルを搭載したのは、NTTドコモから発売するLTE対応スマートフォン「AQUOS PHONE ZETA (SH-02E)」と、KDDIから発売するタブレット端末「AQUOS PAD (SHT21)」。残るスマートフォン2機種は、KDDI向けのLTE端末「AQUOS PHONE SERIE(SHL21)」とソフトバンク向けのLTE端末「AQUOS PHONE Xx(203SH)」。フィーチャーフォン3機種は、NTTドコモ向けの「SH-03E」と、ソフトバンク向けの「PANTONE 6(200SH)」および「PANTONE WATERPROOF(202SH)」である。

 AQUOS PHONE ZETAには4.9型で1280×720画素のIGZOパネルを搭載した。IGZOパネルの消費電力の低さなどを生かし、「性能には妥協せずに高性能の(クアッドコア)プロセサを搭載し、しかも丸2日間使える“Smart 2Days”を目指した」(大畠氏)とする。同社として初めてAQUOSブランドを冠したタブレット端末であるAQUOS PADには、7.0型で1280×800画素のIGZOパネルを搭載した。端末の幅が106mmと短いうえに280gと軽量であるため、「片手で“持てる”だけではなく、片手で“握れる”。そのグリップ感が大きな特徴だ」(シャープ 通信システム事業本部 マーケティングセンター 所長の河内厳氏)とする。同社のスマートフォンおよびタブレット端末におけるIGZOパネル搭載率は、2012年度下期時点では出荷台数ベースで30%強となる見通し。2013年以降にその比率を高めるといい、海外市場向け端末への搭載も検討する。

 シャープは現在、中国市場向けの携帯電話機事業に関して、台湾Hon Haiグループとの協業を進めている。これについては、Hon Haiグループとの協業に基づく第1弾端末を2012年8月末に中国と香港、台湾で発売したことを明らかにした。「現在は1モデルだが、この先は投入モデル数を増やしていきたい」(大畠氏)とする。この協業においても、IGZOパネルを活用していく考えだ。

【9月18日(金)開催】
高精細映像時代に向けた圧縮符号化技術の使いこなし方
~H.265/HEVCの基礎から拡張・応用技術とその活用における心得~


本セミナーでは高品質、高信頼、高効率に製品化するために標準化された高圧縮符号化技術、H.265/HEVCについて、その基盤となった符号化技術の進展から映像・製品特性に適切に圧縮符号化技術を使いこなす上で知っておきたい基本とH.265/HEVCの標準化、実装、製品化に向けた基礎及び拡張技術の理解と活用の勘所等について詳解します。詳細は、こちら
会場:中央大学駿河台記念館 (東京・御茶ノ水)
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング