三菱電機は、鉄道車両のインバータにおけるSiCダイオードの省エネ効果を実証実験し、その結果を発表した。東京地下鉄(東京メトロ)の銀座線の新しい「01系車両」にSiCダイオードを使ったインバータを搭載して、2012年2月からの営業運転で得られた結果である。従来の01系車両と比較して、インバータ装置や誘導モータなどからなる主回路システムの消費電力を38.6%低減できたという。営業運転でのSiCの省エネ効果の実証は、「世界初」(三菱電機)である。
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