図1 富士フイルムのミラーレス・カメラ第2弾「FUJIFILM X-E1」
図1 富士フイルムのミラーレス・カメラ第2弾「FUJIFILM X-E1」
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 富士フイルムは、ミラーレス・カメラ「FUJIFILM X-E1」を2012年11月上旬に発売する(図1)。X-E1は、同社が2012年2月に発売した「FUJIFILM X-Pro1」に次ぐミラーレス・カメラの第2弾製品(Tech-On! 関連記事)。世界最大級のカメラ関連の展示会「photokina 2012」(2012年9月18~23日、ドイツ・ケルン)でお披露目する。価格は9万円前後になる見込み。

 X-Pro1との最大の違いは、ファインダー部にある。X-Pro1では、光学式ファインダー(OVF:optical view finder)と電子式ファインダー(EVF:electric view finder)の両方を備える「ハイブリッドビューファインダー」を採用していた。

 これに対してX-E1ではEVFのみを搭載する。EVFのパネルは有機ELで、0.5型で約236万画素品である。同等の性能のEVFを採用する機種には、ソニーのミラーレス・カメラ最上位機種「NEX-7」や、レンズ交換式一眼カメラ「α99」などがある。

 交換レンズ接続規格(マウント)は、X-Pro1と同じ「Xマウント」である。外形寸法は129mm×74.9mm×38.3mmで、充電池やメモリ・カードなどを含む質量は約350g。ファインダー部の光学部品を排することなどにより、X-Pro1に比べて約30%小型化している。背面の液晶ディスプレイは2.8型で約46万画素品。X-Pro1は3型で123万画素品で、輝度を向上させて屋外でも画面を見やすくするために、RGBに加えてW(白)画素入れたものを採用していた。