「Famibot」という開発品を出展した
「Famibot」という開発品を出展した
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自動的に充電台に載る機能を備えているという
自動的に充電台に載る機能を備えているという
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窓ふきが可能な「Winbot」の動作を実演した
窓ふきが可能な「Winbot」の動作を実演した
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13kgまでの荷重に耐えられると、Ecovacs社のカタログには記載されている
13kgまでの荷重に耐えられると、Ecovacs社のカタログには記載されている
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 中国の自動掃除ロボット・メーカーであるEcovacs社は、室内を自動で監視できる自走ロボット「Famibot」を開発、IFA 2012に出展した。「Home service robot」と銘打ち、家人が不在の際に宅内を監視し、火災の煙の早期検出/報知や、つけっぱなしにした家電機器の電源をオフにするなどの用途を想定する。2013年以降の発売を計画しているという。

 Ecovacs社は、床の自動掃除ロボットを手掛けており、米iRobot社の「Roomba」に似たデザインの製品を開発済みである。今回IFAに出展したFamibotは、同様に自走式のロボットであり、内蔵するカメラで室内の様子を撮影できるという。無線LANの通信機能を使い、家庭の無線LANのアクセス・ポイントと接続することで、外出先のスマートフォンなどから、Famibotが搭載するカメラの画像を確認できるとしている。Ecovacs社によれば、ほかに搭載している機能は、煙探知や空気清浄機能、宅内の家電機器の電源を無線でオン/オフする機能などという。Ecovacs社は、同社の自動掃除ロボットにNi水素2次電池を活用しており、Famibotも同様の電池を搭載しているとみられる。

 Ecovacs社はこのほか、自動的に窓ふきを行うロボット「Winbot」を出展した。内蔵する真空ポンプで窓ガラスに密着しながら垂直方向に上昇でき、自動的に算出したルートに基づいて窓ガラスを清掃できるという。会場に設けた窓ガラスを、実際に清掃する様子を実演しており、多数の参加者からの関心を集めていた。