ルネサス エレクトロニクスは、自動車のヘッドライト、フォグランプ、シート・ヒーター、ボディ用モーターなどの駆動に向けたパワーIC(インテリジェント・パワー・デバイス)を14品種開発し、2012年4月5日から順次サンプル出荷を開始すると発表した。インテリジェント・パワー・デバイスとは、パワーMOSFETに加えて、そのオン/オフを制御する回路や保護回路などを1チップに集積したものだ。発売した14品種のICの特徴は、従来に比べて精度の高い過熱検出が可能な保護機能を搭載したことにある。この機能は、チップ内に複数の温度センサーを配置し、急峻な温度上昇を検出することで過ストレスの局所的な印加を防止するものである。同社は「パワー・リミテーション機能」と呼ぶ。
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