米Atmel Corp.は、同社の8ビットRISCコアを搭載したマイコン「AVR」ファミリーに新製品を追加したことを発表した(発表資料)。追加したのは、以下の4ファミリーで合計14製品となる。

「Atmel AVR XMEGA C」
8ビットのMCUながら最大384Kバイトのフラッシュメモリと32KバイトのSRAMを搭載する同ラインナップ向けに8製品が追加された。既に「ATxmega384C3」「ATxmega256C3」「ATxmega192C3」「ATxmega384D3」の4製品はサンプル出荷を開始しており、残る4製品については2012年第2四半期および第3四半期にサンプル出荷を開始予定であり、量産はその後開始される。

「Atmel tinyAVR ATtiny1634」
省パッケージと超低消費電力を特徴とするもので、最大16Kバイトのフラッシュメモリまでの製品がラインナップされているが、ここに1製品、「ATTiny1634-UUR」が追加された。こちらの出荷は今年第2四半期を予定している。

「Atmel AVR UC3 L3」
USBコントローラやI2S、ABDAC(Audio Bit-stream Digital to Analog Converter)を搭載した低消費電力MCUファミリーであるが、ここに3製品が加わった。これらは既にオーダー可能となっている。

「Atmel AVR UC3 D4」
省電力ながら機能の充実したエントリレベル向け32ビットMCUファミリーで、QTouchやフルスピードUSBをサポートするが、ここに2製品が追加された。こちらも既にオーダー可能となっている。

 これらすべてのAVR MCUは同社の「Atmel Studio 6 IDE」でサポートされる。このAtmel Studio 6では新たにARMのCortex-MベースMCUのサポートも追加されており、AVR UC3 L3/AVR UC3 D4ファミリーもこれを利用して開発が可能と同社は説明している。