Padfone利用の3形態
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Padfoneのラインアップと出荷時期
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Padfoneのラインアップと提供開始時期
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Padfoneの背面
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 台湾ASUSTeK Computer社は2012年2月27日、スペイン・バルセロナ市で記者会見を開催し、タブレット型筺体に合体させることでスマートフォンをタブレット端末に変形させる「Padfone」を発表した。タブレット端末には、さらに専用のキーボードが用意されており、これと合体させることで、ノート型機として利用できる。アプリケーション・プロセサには米Qualcomm社の「Snapdragon S4」を採用している。

 興味深いのは、タブレット端末の筺体、キーボードにそれぞれLiイオン2次電池を搭載している点である。合体させることで、2次電池の容量を増大させ、電池駆動時間を延長できる。「タブレット端末にしたときには通常の5倍の2次電池容量、さらにキーボードを付けると9倍の2次電池容量になる」(同社会長のJonney Shih氏)。

 この他、Bluetoothのハンドセットとして使えるスタイラス・ペンが付属することも明らかにした。タブレット端末やノート型の形態で使っている場合に、本体を使って通話をするのが難しいという問題を解決する。

まず、W-CDMA版の製品を2012年4月に市場に投入し、同年第3四半期の早い時期にLTE版を投入する予定である。