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 セイコーエプソンは、ランニングの走行距離やペースなどを計測できる「リスト装着型GPSランニング機器」を開発した。重さは50g以下で、「GPSランニング機器として世界最軽量」(同社)とする。2012年内に、国内での販売開始を予定する。

 軽量であることに加え、(1)高精度のランニング・データを長時間計測できること、(2)装着感が高いこと、(3)防水性に優れること、などが特徴だとする。

 (1)については、GPS電波受信状態で走行距離を測定し続けられる時間が12時間としており、フルマラソなどの長時間レースにも利用できる。充電の頻度が少なくて済むことも特徴となる。

 (2)については、端末の厚さが、一般的なスポーツ・ウオッチ並みの13mm。さらに、フリー回転バンドを採用することなどで、「重さや装着感が気にならない」(同社)とする。

 (3)については、5気圧防水に対応。「一般的なGPSランニング機器の防水規格(IPX7)よりも優れるため、雨天時でも安心してランニングできる」(同社)。装着したままシャワーを浴びたり、トライアスロンで泳いだりすることも可能という。

 なお、(1)や(2)の特徴を実現するため、「新たに高精度・低消費電力・小型のGPSモジュールを開発した」(同社)としている。