MHLのホームページから
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 携帯機器向けデジタル・インタフェース規格「MHL(mobile high-definition link)」の普及促進を進める業界団体「MHL Consortium」は、MHLを利用する製品の出荷数が、2011年に5000万台を超えたことを発表した(発表資料)。また、90社以上の企業が、MHLのライセンスを受けているという。

 MHLは米Silicon Image社が開発した携帯機器向けデジタル・インタフェース。1080pで30フレーム/秒のHD動画を非圧縮で伝送できる。HDMIと互換性があるほか、USBなど従来一般的なコネクタを流用できるという強みがある。

 MHLはここへきてテレビへの採用が進んでいるほか、韓国Samsung Electronics社の「Galaxyシリーズ」などスマートフォンへの採用も相次いでおり、テレビとスマートフォンを接続する新たな高速インタフェースとして注目を集めている。

 MHL Consortiumは、2012年2月27日からスペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress 2012」で、対応機器などを多数展示する予定である。