パナソニック、中国向け車載汎用フィルムコンデンサを開発
パナソニックエレクトロニックデバイスは、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)に向けた汎用のフィルムコンデンサを開発した。特定の車両ではなく、複数の車両への搭載を狙った「汎用品」(同社)と位置付けたのが特徴。主に中国市場での販売を想定する。ドイツInfineon Technologies社が開発するIGBTモジュールと組み合わせられ、セットで中国の自動車メーカーなどに売り込む。
フィルムコンデンサは、HEV/EVのインバータで電流を平滑にする用途などに使われる。パナソニックエレクトロニックデバイスはこの市場で8割以上のシェアを占めるとされ、同社の製品はトヨタ自動車の「プリウス」やホンダの「インサイト」、日産自動車の「リーフ」などに載っている。ただ、これまでは自動車メーカーの要望に合わせた専用設計品だった。今回のように「汎用品と言える形で開発したのは初めて」(パナソニック)という。複数のメーカーに同じものが採用されれば量産規模が増えて安くしやすい。「第3回EV・HEV駆動システム技術展/第4回国際カーエレクトロニクス技術展」(1月18〜20日、東京ビッグサイト)に開発品を出展した。
2種類あり、「タイプ1」が電圧450Vで容量581μF、「タイプ2」が450Vで1000μFのもの(図1、2)。前者は30〜40kWのモータに、後者は80kW程度のモータに使える。タイプ1の外形寸法は115×164×43.1mmで、タイプ2は64.7×275×71.6mmである。ともに2012年内に量産を始める計画。
この二つは、Infineon社のIGBTモジュールと組み合わせられるように端子配置などの寸法を合わせてある。タイプ1には650Vで400AのIGBTモジュール「Hybrid PACK 1」、タイプ2には650Vで800Aの「Hybrid PACK 2」が使える(図3)。なおPack1は約2年前から量産されているもので、韓国Hyundai社のHEV「Sonata Hybrid」などが採用している。












