東芝は、2010年6月30日に仏ルーヴル美術館へのLED照明器具の提供についてパートナーシップ契約を締結し、以後はルーヴル美術館が進めている照明改修プロジェクトに参画して、LED照明器具の提供および改修工事費用の支援を行っている。2011年12月6日には第1弾となる点灯式を行った。東芝はこの支援を通じ、欧州および世界における同社照明事業ブランドの認知度向上を狙う。
芸術性と環境性能の両立を目標に
ルーヴル美術館では、キセノン・ランプなどの環境負荷の高い既存の照明から高効率のLED照明に置き換えることで、環境負荷の低減を図っている。今回のプロジェクトにより、照明に要する消費電力を従来比で73%削減できるとする。
2011年12月6日の点灯式では、ルーヴル美術館のピラミッドとピラミディオンにLED照明の明かりが灯った。今回のプロジェクトでは、ナポレオン広場とクール・カレ(方形の中庭)についてもLED照明を導入する。ナポレオン広場は2012年5月に設置が完了する予定である。当初の目標ではナポレオン広場も2011年12月に点灯を開始する計画であったが、残念ながら、ルーヴル美術館からの厳しい要望に対応するためずれ込むことになった。クール・カレについては2013年内の完成を目指し、現在LED照明を設置中である。これらの箇所に設置されるLED照明器具は、合計で3200台に上るという。その後も東芝は2023年までLED照明器具の提供を続け、最終的にはルーヴル美術館へ合計で約4500台を納入する計画である。



LED照明器具は、間隔を開けて設置する設計となった。その理由は、ピラミッドを設計した建築家イオ・ミン・ペイ氏の設計時のレイアウトを変更できないからである。
