家電・モバイル ボリュームゾーンの最新動向を知る
 

【麻倉怜士CES報告12】Gracenoteの番組認識サービス

麻倉 怜士=評論家、日本画質学会副会長
2012/01/17 12:12
印刷用ページ
「CES」会場の南ホールでのGracenoteブースにおけるEntourageのデモンストレーション。筆者が撮影。
「CES」会場の南ホールでのGracenoteブースにおけるEntourageのデモンストレーション。筆者が撮影。
[クリックすると拡大した画像が開きます]
番組名がタブレット端末に表示されている。筆者が撮影。
番組名がタブレット端末に表示されている。筆者が撮影。
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 音楽やビデオ作品のメタデータベース会社の米Gracenote社(ソニーの100%子会社)がデジタル・メディア時代に向けた新サービス「Entourage」を開発した。もともと同社は楽曲判断機能(Automatic Content Recognition)の技術を持っている。スマートフォンに採用されている同機能は、マイクを通じて音をキャプチャーし、曲の音の特徴によって、クラウドベースでデータベースと参照し、適合した曲名を教えてくれるというものだ。検索結果から音楽配信サービスにリンクしており、ユーザーはそのまま作品を購入することもできる。

 この場合は「ラジオから聞こえてくる音楽の曲名当て」だが、それをテレビ番組全体に拡張したのが、新しいEntourageという認識サービスだ。この言葉は「召使いのチーム」という意味だそうで、ユーザーのエンターテインメント体験を複数のサービスに拡張することを指している。

 テレビから流れてくる音をスマートフォンやタブレット端末でキャプチャーし、さらにクラウドベースで認識して、米Rovi社のデータベースのEPG(電子番組表)データと照らし合わせ、その番組の名前を特定する。画面に番組データ、俳優データなどのメタデータを表示する。そこからラジオの場合と同じように配信などの電子商取引にリンクする。テレビCMも、わずか15秒では伝えられないことを、別スクリーンで、豊富な情報量によってディテールまで伝えることもできる。

 Entourageはオンエア中に番組情報を活用する仕組みだが、これにRovi社の番組検索機能(テレビもネットも)を組み合わせると最強のコンテンツ・マネジメントが可能になろう。

【9月18日(金)開催】
高精細映像時代に向けた圧縮符号化技術の使いこなし方
~H.265/HEVCの基礎から拡張・応用技術とその活用における心得~


本セミナーでは高品質、高信頼、高効率に製品化するために標準化された高圧縮符号化技術、H.265/HEVCについて、その基盤となった符号化技術の進展から映像・製品特性に適切に圧縮符号化技術を使いこなす上で知っておきたい基本とH.265/HEVCの標準化、実装、製品化に向けた基礎及び拡張技術の理解と活用の勘所等について詳解します。詳細は、こちら
会場:中央大学駿河台記念館 (東京・御茶ノ水)
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング