【CES】Qualcomm、EV向けワイヤレス給電システムを初披露
米Qualcomm社は、電気自動車(EV)向けのワイヤレス給電システムを、米国ラスベガスで開催中の「2012 International CES」で披露した。同システムを展示会で見せるのは、「今回が初めて」(同社)とする。
展示したワイヤレス給電システムは、電力源と送電パッド、受電パッド、システム制御ユニットなど。Qualcomm社が2012年初頭に英国ロンドンで実施する予定である、EV50台を利用したワイヤレス給電の実証実験で使用されるものと同じという。
採用するワイヤレス給電技術は、電磁誘導方式の一種である「Inductive Power Transfer(IPT)」と呼ぶもの。これは、Qualcomm社が2011年11月に買収した、ニュージーランドUniversity of Auckland発のベンチャー企業HaloIPT社が開発した技術である(Tech−On!の関連記事)。電力伝送に用いる周波数は20k〜140kHzであり、送電出力は単相で3kW、三相で7kW、急速充電用の場合が18kW以上となる。送受電器間の距離のズレは、最大400mmまで許容できるという。
Qualcomm社はさらに、現在、開発中の受電パッドの試作品も披露した。具体的な数値は明かさなかったが、「実証実験に使用するものに比べて、小型・軽量化を図った」(同社)とする。
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