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【CES】スマホで「健康」,デジタル・ガジェットやWebサービスが続々

2012/01/11 23:58
高橋 史忠=日経エレクトロニクス
iHealth社の血糖値の測定用機器「iHealth Smart GlucoMeter」。スマートフォンの下部に指してある白いタグのようなものが血糖値を測定する使い捨てのセンサ
iHealth社の血糖値の測定用機器「iHealth Smart GlucoMeter」。スマートフォンの下部に指してある白いタグのようなものが血糖値を測定する使い捨てのセンサ
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BodyMedia社の測定用機器。一番左が移動通信対応の試作機
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Location Labs社が提供するSNSの行動管理サービスの画面例。Webブラウザーで提供する
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 スマートフォンを中心にしたモバイル・ユーザーの拡大を受けて、「フィットネス」「健康管理」「安全・安心」をキーワードにしたデジタル・ガジェットやWebサービスの開発が広がっている。どこでも持ち歩ける無線通信機能付きのモバイル機器の浸透を、新たな機器やサービスの開発につなげる取り組みだ。スマートフォンなどの高機能端末をハブに、複数の小型機器を連携させるパーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)の構築が本格化している。

 スマートフォン向けのアプリケーション・ソフトウエア(アプリ)などを活用しながら、Webサービスで利用者のデータを管理するケースが多い。ガジェットとスマートフォンは、Bluetoothや無線LANなどの近距離無線通信や、Webサーバー経由のデータのやり取りで連携させる。2012年1月10日(米国時間)に米国ラスベガスで開幕した民生機器関連の展示会「2012 International CES」では、こうした取り組みが多く登場している。

スマホで体調管理

 米iHealth Lab社は、体重や体脂肪、血圧、血糖値を専用の測定機器で測り、それらのデータをスマートフォンで管理するアプリを開発した。2012年第2四半期にも製品化する。米Apple社のスマートフォン「iPhone」やタブレット端末「iPad」向けだ。体脂肪計や血圧計は無線通信機能が付いており、スマートフォンに測定したデータを送信する。血糖値の測定用装置は、スマートフォンの端子に接続して実際の測定データを送る。

 定期的に測定することで体重や血圧、血糖値の時系列データが蓄積し、体調管理に利用できる。時系列データはグラフ化して視覚的に分かりやすい形で表示する。病院や健康管理を手掛ける事業者にデータを提供するなど本格的な体調管理での利用を想定しているほか、FacebookやTwitterといったソーシャル・メディアにデータを投稿し、友人や家族と共有する機能も備える。

 米BodyMedia社も、体調管理やフィットネスなどのデータを測定する機器を提供する企業の一つだ。運動時の消費カロリーや睡眠の質などの測定結果を移動通信でインターネット上のサーバーに送信する機能を備えた小型機器を試作した(詳細記事はこちら、http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120109/203360/)。4種類のセンサを備えており、腕に取り付けて利用するガジェットである。従来は、USBやBluetoothでスマートフォンにデータを転送する機種を提供していた。

 同社の設立は1999年。設立からしばらくは、研究者や医療関係者向けに測定機器を提供してきた。インターネット利用者の増加や携帯端末の広がりを受けて、2008年に測定用の独自技術を一般消費者向けに提供し始めた。今回のCESの開催に合わせて同社は、ユーザーの測定結果を用いてダイエットの手法を指南する新サービス「The FIT coach」を発表している。

SNSでの“危険”を未然に防ぐ

 ソーシャル・メディアの利用が広がる中、SNS上での子供の安全を確保するWebサービスを開始したベンチャー企業もある。米Location Labs社は、子供によるFacebookの利用動向を親に知らせるWebサービスを開始した。SNS上で子供がよく交流している友人の一覧を表示したり、知り合いになった人物や人数、年齢層の分布などを1週間単位でレポートする。SNS上の交流に変調があった場合には、リアルタイムで親に警告を発する機能もある。

 このほか、同社は米携帯電話事業大手のSprint社やAT&T社、T-Mobile社と組み、子供による携帯電話の利用状況の把握するサービスや、自動車の運転中に携帯電話を使っていないかを検知するサービス、携帯電話のGPS機能を使って位置情報を把握するサービスも提供している。

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