米Hewlett-Packard（HP）社の日本法人である日本ヒューレット・パッカードは2012年1月10日、サーバーやストレージ関連製品の事業戦略説明会を開催した。2011年11月にHP社が発表したサーバー分野における事業戦略「Project Moonshot」や、ミッション・クリティカル用途向けのx86サーバーのプロジェクト「Project Odyssey」などについて説明した。 Project MoonShotは、データ・センターの電力急増問題を解決するために開始された、次世代の省電力サーバーに関するプロジェクトである。電力効率の高さからデータ・センター分野で注目されつつあるARMコアやIntel社のAtomプロセサなどを用いる。2011年11月にHP社が発表した省電力サーバーの開発プラットフォーム「Redstone」では、サーバー向けのARM系SoCを手掛ける米国のベンチャー企業Calxeda社のチップ「EnergyCore」を採用した。EnegyCoreはメモリ・コントローラなどの周辺回路なども内蔵したクアッドコア構成のSoCで、同チップを用いることで1シャシーに1152個のコア（288ノード）を搭載できる。 2011年11月にHP社が発表した省電力サーバーの開発プラットフォーム「Redstone」では、サーバー向けのARM系SoCを手掛ける米国のベンチャー企業Calxeda社のチップ「EnergyCore」を採用した。
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