NTTドコモとオムロン ヘルスケアは、健康・医療支援サービスの新会社設立に向けて検討することで基本合意した(ニュースリリース)。出資比率はドコモが51%以上、オムロン ヘルスケアが49%以下を予定している。2012年6月に設立予定。

 新会社では、ドコモが提供する健康管理や疾病予防の支援サービス「docomo Healthcare」と、オムロン ヘルスケアが提供する健康管理サービス「ウェルネスリンク」のプラットフォームを活用し、より簡易に個人が健康管理できる健康・医療支援サービスの提供を目指す。

 具体的には、オムロン ヘルスケアの健康医療機器(血圧計や体重体組成計、歩数計など)と、ドコモのスマートフォンなどを連携させることで、体重や血圧などの測定データをはじめとした健康・医療データを、簡易に蓄積・管理できる環境を構築する。その上で、健康関連コンテンツを保有する企業などとの連携により、さまざまなサービスの展開を図る。

 また、将来は医療機関とも連携し、患者と医療従事者間の円滑なヘルスケア・コミュニケーションを創出し、モバイル技術などを利用した遠隔・在宅医療の実現を目指すとしている。