ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、ソニーのタブレット端末「Sony Tablet Sシリーズ/Pシリーズ」向けに、「PlayStation Network」上で展開されるストア・サービス「PlayStation Store」を開始した。まずは日本と米国、カナダの3カ国で始め、順次地域を拡大し、計9カ国でのサービス展開を目指す。日本では2011年10月19日から開始した。

 今回のPlayStation Storeの開設は、Android搭載端末に向けたコンテンツ配信サービス「PlayStation Suite(PSS)」に関する活動の一環である(Tech-On!関連記事1同2)。PSSでは、SCEが提供するライセンス・プログラム「PlayStation Certified」に準拠した端末にゲーム・コンテンツなどを配信する。ソニーのタブレット端末もPlayStation Certifiedの認証を受けている。このほか日スウェーデン合弁のSony Ericsson Mobile Communications社の「Xperia PLAY」も同認証を受けているものの、現在はまだサービス対象にはなっておらず、今後対応予定とする。

 今回、PlayStation Storeを通じてソニーのタブレット端末に配信するのは、初代プレイステーション用ソフトウエア18タイトル。いずれも希望小売価格は600円(税込)である。PSSが本格化する2012年春までに、タイトル数を増やすほか、ゲーム以外のコンテンツ配信も行う予定である。