運行管理者用の管理画面の例
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Continua対応の血圧計でデータを自動送信するデモを披露
Continua対応の血圧計でデータを自動送信するデモを披露
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 ビオスピクシスは、2011年10月4~8日に幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2011」のデジタルヘルスケア・プラザにおいて、交通事故の防止につなげるための「ドライバー健康管理システム」を展示した。運送会社などに向けたもので、運行管理上重要な健康情報を記録・管理できるシステムである。

 同システムは、2011年5月に自動車運送事業者を対象に法令義務付け化された点呼時のアルコール検知器数値をはじめ、血圧や体温、不調内容、通院、服薬、前日の飲酒状況、睡眠状態などを、運行管理者がWeb上で一元管理できるもの。展示ブースでは、ドライバーが所有する携帯電話機のFeliCa機能を利用して個人認証した後、Continua対応の血圧計を連動させ、測定データを同ドライバーのものとして無線でサーバー上にアップするデモを披露している。エー・アンド・デイの血圧計とアライヴのゲートウエイ・サーバーを利用した。

 今回のシステムは既に、2011年9月上旬から、川崎陸送の坂戸流通センター、中野倉庫運輸の坂戸支店のトラック・ドライバーを対象に実証実験を進めているという。今回の実証結果を検証しながら、2012年4月にはタクシーやバス、鉄道、航空会社などの旅客運送事業者にも対象を拡大して、サービスを開始する予定である。