NTTドコモは、2011年10月4~8日に幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2011」において、スマートフォンに好きなセンサを簡単に着脱できる「着せ替えセンサジャケット」を展示した。今回用意したのは、(1)放射線量を測定できる「災害対策センサジャケット」、(2)体脂肪率と筋肉率を測定できる「健康管理センサジャケット」、(3)紫外線(UV)量と口臭(アルコール)を確認できる「女性向けセンサジャケット」、の3種類。いずれも参考出展であり、実用化は未定という。
生活シーンに応じて、必要なセンサを搭載したジャケットをスマートフォンに装着するというコンセプトを打ち出した。いずれのセンサジャケットにもFeliCaを内蔵しており、装着したスマートフォンに対してセンサで測定したデータを無線で送信する。スマートフォン側では、各センサに対応したアプリケーションによって測定データの確認や管理ができる。ジャケットはNECと共同で開発したという。
(1)の災害対策センサジャケットは、日立アロカメディカルの放射線センサを搭載した。測定データは「μSv/h」の単位で表示される。スマートフォンに内蔵したGPSと連動させて、地図上に測定データをマッピングさせることもできる。
(2)の健康管理センサジャケットは、ジャケットの側面に4箇所のセンサ(電極)を備える。大和製衡のセンサであるという。これらを指で押さえることで、体脂肪率と筋肉率を測定できる。データをグラフ化して日々のデータの変化を確認することもできる。
(3)の女性向けセンサジャケットは、UV量と口臭を測定する二つのセンサが搭載されている。フィガロ技研のセンサであるという。UV量は11段階、口臭は5段階で表示される。