図1 「AT700」を手に持つ東芝 執行役上席常務 デジタルプロダクツ&サービス社 社長の大角正明
図1 「AT700」を手に持つ東芝 執行役上席常務 デジタルプロダクツ&サービス社 社長の大角正明
[画像のクリックで拡大表示]
図2 10.1型のAT700
図2 10.1型のAT700
[画像のクリックで拡大表示]
図3 7型の「AT3S0」
図3 7型の「AT3S0」
[画像のクリックで拡大表示]

 東芝は2011年10月3日、10.1型と7型の液晶パネルを搭載したタブレット端末「レグザタブレット AT700/AT3S0」を発表した(ニュース・リリース)。AT700は12月中旬に、AT5S0は10月下旬にそれぞれ発売する。価格はオープンであり、市場想定価格は7万円前後と5万円前後。「2011年度の販売目標は世界で100万台、2013年には世界シェアの10%を目指す」(東芝 執行役上席常務 デジタルプロダクツ&サービス社 社長の大角正明氏)。

 10.1型のAT700は、厚さが約7.7mm、重さが約558gと「世界最薄・最軽量」をうたうモデル。2011年9月に開催された「IFA 2011」で発表されたものの日本版である(Tech-On!の関連記事)。ソフトウエア基盤は米Google社の「Android 3.2」、プロセサは米Texas Instruments(TI)社の 「OMAP 4430」を採用する。液晶パネルの画素数は、1280×800である。本体の背面に約500万画素、前面に約200万画のカメラを搭載する。

 7型のAT3S0は、厚さが12.1mm、重さが約379gのモデル。ソフトウエア基盤はAT700と同様にAndroid 3.2、プロセサは米NVIDIA社の「Tegra 2」を採用する。液晶パネルの画素数は1280×800。搭載するカメラの画素数は、AT700と同様に背面に約500万画素、前面に約200万画素となる。

 共に、家庭内のネットワークに接続された液晶テレビ「レグザ」やBlu-ray Discレコーダー「レグザブルーレイ」と連携する機能「レグザリンク・シェア」を備える。レグザやレグザブルーレイを介して、放送中の番組や録画番組を、AT70やAT3S0上で1280×720画素のHD映像として視聴できる。放送中の番組の視聴用に「RZライブ」、録画番組の視聴用に「RZプレーヤー」と呼ぶアプリケーション・ソフトウエア(アプリ)を配信する予定。さらに、「RZポーター」と呼ぶアプリを使えば、レグザやレグザブルーレイに録画した番組を、AT700やAT3S0にダビングできる。