写真1 NW-S760 シリーズ
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写真2 NW-A860シリーズ
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写真3 NW-Z1000シリーズ
写真3 NW-Z1000シリーズ
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写真4 新型ウォークマン専用のヘッドフォンのジャック形状 5接点ある。本体内でノイズをキャンセルするために、ヘッドフォンのマイクからの出力を取り込むため端子数が多い。
写真4 新型ウォークマン専用のヘッドフォンのジャック形状 5接点ある。本体内でノイズをキャンセルするために、ヘッドフォンのマイクからの出力を取り込むため端子数が多い。
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 ソニーは2011年9月13日、ウォークマンの新モデル3シリーズを発表した。2.0型のTFT液晶を備える「NW-S760 シリーズ」(写真1)、同2.8型の「NW-A860 シリーズ」(写真2)および同4.3型の「NW-Z1000 シリーズ」(写真3)である。このうち、NW-Z1000シリーズはソフトウエア・プラットフォームとしてAndroidを搭載する。いずれもBluetoothを搭載し、ワイヤレスでの音楽再生が可能。また、全シリーズともにノイズ・キャンセル機能を本体に内蔵する。専用のヘッドホンと合わせることで、外がうるさい場所であっても、クリアに音が楽しめる(写真4)。

 Android搭載のNW-Z1000 シリーズはW-CDMAやCDMA2000などの移動通信機能を持たない以外は、ほぼ“スマートフォン”である。Androidスマートフォンとの違いは、UI(ユーザー・インタフェース)を若干カスタマイズしている点と、「S-Master MX」と呼ぶデジタル・アンプICを備えて、高音質化を図っていることだ。UIの変更点は、画面の下部にソニーの音楽アプリやビデオ・プレーヤーへのショートカットなどが置かれていることである。

 スマートフォンと同じく、無線LANの機能やGPS、加速度センサーといったセンサ類が搭載されているほか、GMS(Google Mobile Service)と呼ばれる米Google社からライセンスされるアプリケーションもプリインストールされている。GMSには「Gmail」や「Google Maps」「YouTube」「Android Market」などが含まれる。アプリケーション・プロセサとして米Nvidia社の「Tegra 2」を搭載する。TFT液晶パネルの4.3型という大きさは、韓国Samsung Electronics社製の「Galaxy S II」などの画面の大きいスマートフォンのサイズである。

 NW-S760シリーズとNW-A860シリーズの違いは、液晶画面の大きさ以外に、NW-A860シリーズにデジタル・アンプICであるS-Master MXが搭載される点である。価格はいずれもオープン。NW-S760シリーズとNW-A860シリーズを10月8日、NW-Z1000シリーズを12月10日に発売する予定。