【図】積算放射線量と放射線量率を同時測定できる線量計「DOSEe」の外観。
【図】積算放射線量と放射線量率を同時測定できる線量計「DOSEe」の外観。
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 富士電機は、高機能積算線量計「DOSEe」を2011年10月初旬に発売する(ニュースリリース)。放射線検出感度を大幅に向上したシリコン半導体検出器を開発し、ハンディタイプとしては初めて、積算放射線量(一定期間内の放射線の総量)と放射線量率(単位時間当たりの放射線量)を同時に測定できるようになった。

 DOSEeは、検出器としてX線・γ線用シリコン半導体検出器を搭載する。測定範囲は、積算放射線量で0.001~99.99mSv、放射線量率で0.01~999.9μSv/h。それぞれ、設定値を超えた場合にはアラームで警告する。本体の外形寸法は長さ120×幅46×厚さ15mm、質量は約110gだ。

 積算放射線量や放射線量率、アラーム表示などの表示部には有機ELディスプレイを採用した。電源は充電式内蔵電池で、使用時間は30時間以上となる。1日の積算放射線量と最大放射線量率を1年間保存でき、保存データは、別売りの専用ソフトで読み出せる。

 価格は、8万円(税別)。

連絡先:富士電機 営業統括本部 エネルギープラント本部 第一統括部 営業第三部
電 話:03-5435-7007