三菱重工業は、米国の大手電力会社のSouthern社と共同で、石炭だき排ガスから二酸化炭素(CO2)を分離・回収・圧送するための大型実証プラントの運転を開始した。CO2の回収能力が500t/日規模(石炭だき火力発電所の発電量2万5000kWに相当)の実証プラントで、排ガス中に不純物が多い石炭を対象としたCO2回収実証試験としては世界最大規模のものという。三菱重工は、この成果をもって、地球温暖化問題の解決に向けた石炭だき排ガスCO2回収・圧送技術の商用化を目指していくとしている。
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