日本からグローバルなナノテク・ナノサイエンスの次世代リーダーを創出するため、「つくばイノベーションアリーナ(TIA)大学院連携コンソーシアム」と呼ばれる組織が設立された。本コンソーシアムの目的は、ナノテク分野の教育プログラムを学ぶ「TIA連携大学院」を構築することにある。

 TIA大学院連携コンソーシアムの設立には、筑波大学、芝浦工業大学、東京理科大学、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構の5機関が協力した。TIA連携大学院におけるカリキュラムの企画段階からキャリアパスの確立までを一体となって考える。博士課程前期・後期が一貫した5年の学位プログラムが展開されるTIA連携大学院で、集中的にナノテク分野を学ぶことにより、グローバルにナノテク分野で活躍できる人材の育成を目指す。

 つくばイノベーションアリーナは、欧米と肩を並べるようなナノテクノロジーの研究開発拠点を日本に設けるために、経済産業省と文部科学省により設けられた。2008年度から活動を行っている。