展示パネル
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実演の様子
実演の様子
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 住友電気工業は、カーナビやリア・シートに搭載するモニターなど、車載AV機器同士でデータを伝送する車載LANに利用する光ファイバを出展した。「IDB-1394」や、次世代の「MOST」など、1Gビット/秒を超えるような高速データ通信での用途を想定する。これまでの電気信号による伝送に比べて、ケーブルを軽量化できる点などをアピールしていた。

 光ファイバはガラス製。プラスチック製と比較して「データ伝送速度が高めやすく,軽くて細くて安い」(説明員)とする。開発品は多(マルチ)モードの光ファイバである。「現行の金属配線では長いもので6mほど。多モードの光ファイバは、シングル・モードの光ファイバよりも伝送距離を延長しにくいが、それでも現行と同じ6mほどで1Gビット/秒のデータ伝送ができるだろう」(説明員)とみる。