東芝は2011年4月20日、ソフトウエア・プラットフォーム「Android 3.0」を採用したタブレット端末「レグザタブレット AT300」を同年6月下旬に発売すると発表した(Tech-On!の関連記事)。10.1型ワイド液晶を搭載する製品で、想定価格は6万円前後。さらに、裸眼3D機能を搭載したタブレット端末を2011年度内に投入することも明らかにした。
東芝独自の機能として、低解像度の映像をソフトウエアで高精細に変換する「レゾリューションプラス」、スピーカーの音質を向上させる「オーディオエンハンサー」、騒音の中でも音声を聞こえやすくする「ノイズイコライザー」を搭載する。周囲の明るさに応じて映像を自動調整する「アダプティブ ディスプレイ」や明瞭度の高い音声通話を実現する「SRS Premium Voice Pro」といった機能も備える。
同社のレコーダーやテレビを操作できるアプリケーション・ソフトウエア「レグザAppsコネクト」をプリインストール。日本語入力システム「FSKAREN」、オフィス・スイート「ThinkFree Mobile Office」、セキュリティー・サービス「McAfee WaveSecure for Android Tablet」といったソフトウエアも搭載する。Android Marketには2011年7月に対応予定である。
プロセサは米NVIDIA社の「Tegra 2」(1GHz動作)、フラッシュ・メモリ容量は16Gバイト、DRAM容量は1Gバイト。液晶ディスプレイの画素数は1280×800。IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN機能を内蔵し、Bluetoothにも対応する。前面に約200万画素、背面に約500万画素のカメラを搭載。2次電池を交換可能であり、オプションの2次電池パックを用意する。
外部インタフェースとして、HDMI出力端子、USB2.0端子、mini USB端子、SDメモリーカード・スロット、マイク入力/ヘッドフォン出力共通端子を備える。外形寸法は177mm×273mm×15.8mm、重さは約765g、連続動作時間は最大約7時間(いずれも予定値)。