信越化学工業は「東日本巨大地震」が同社へ与えた影響について,2011年3月12日のお知らせに続き(同社の発表資料Tech-On!関連記事),14日に第2報,15日に第3報をそれぞれ発表した。

 3月14日の第2報では,地震発生後に操業を停止した同社工場および事業所のうち,群馬事業所(群馬県安中市,松井田町)の設備点検が完了し,操業を再開したと伝えた。同社鹿島工場(茨城県神栖市)と信越半導体 白河工場(福島県西郷村)の2工場については,引き続き設備の点検を行っているとした。また,今回の地震により軽傷を負った信越半導体 白河工場の従業員3名については,いずれも病院での手当てを受けた上で帰宅しているとする。

 3月15日の第3報では,同日13時現在,操業停止中の鹿島工場(茨城県神栖市)および信越半導体 白河工場(福島県西郷村)の2工場について,引き続き設備の点検をしているとした。また,一部の製造設備で損傷が認められており,15日13時現在の段階では,損傷の復旧にどの程度の時間を要するか明確にはなっていないことを明らかにした。

 信越化学は引き続き点検作業を進めており,状況に進展があり次第,再度お知らせするとしている。