パナソニック モバイルコミュニケーションズは,同社の光張出し無線装置(RRE:remote radio equipment)が,NTTドコモのLTE商用サービスで使用開始されたことを発表した(発表資料)。使用が始まったのが,LTEおよびW-CDMAで利用する2GHz帯用のRRE。

 RREは,無線の変復調および電力増幅機能を中心とする装置。光ファイバ経由で,基地局のデジタル信号処理部と接続し,基地局のカバー・エリアの拡大などに用いる。パナソニック モバイルコミュニケーションズは2007年に,RREを含むRAN製品の共同での開発/生産/販売について,ノキアシーメンスネットワークスと合意を結んでいた。今回のRREは,「その第1歩」と位置づけているという。