ニッシンは,金属ナノ粒子を分散させた金属インクで描くパターンの焼結時間を,1ケタ近く短縮する技術を開発した。プラズマ処理工程を採用し,かつ同工程の処理方法を工夫することで実現できたとする。従来は金属インクを塗布後,パターンの電気抵抗をバルク金属並みに下げるために,例えば銀(Ag)インクでは200~220℃で60分間熱処理する必要があった。それに対して今回の技術を用いると,実験ではガラス基板上で5分程度,プラスチック基板であるPET上で7分30秒程度の処理時間で,従来方法と同等の2μΩ・cm程度(Agインクを用いた場合)を得られたという。
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