ソニーが開発した家庭向け蓄電池ユニットと,52型の直流対応テレビなど。
ソニーが開発した家庭向け蓄電池ユニットと,52型の直流対応テレビなど。
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1.2kWhのLiイオン2次電池ユニットを7台積んだ「オリビン電池蓄電システム」。データ・センターでのUPSの代替や,充電スタンド,地域の蓄電システムなどでの利用を想定する。
1.2kWhのLiイオン2次電池ユニットを7台積んだ「オリビン電池蓄電システム」。データ・センターでのUPSの代替や,充電スタンド,地域の蓄電システムなどでの利用を想定する。
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 ソニーは,2010年10月5~9日に開催されている「CEATEC JAPAN 2010」で,蓄電池に充電した電力を直流で取り出し,直流に対応したテレビを直接動作させる実演を公開している。

 デモで利用している蓄電池は,ソニーが2010年6月に発表した,リン酸鉄リチウム(LiFePO4)を正極材料に利用したLiイオン2次電池「オリビン電池蓄電モジュール」(関連記事)。この電池1.2kWh分に,直流(DC)での出力,交流(AC)での出力,さらに各種出力制御用の回路などを実装して,家庭向けのユニットとした。

 テレビは,既存の52型のテレビを直流対応に改造したものという。一方,Blu-ray Discプレーヤーは,ACで動作させている。