ソニーは,2010年10月5~9日に開催されている「CEATEC JAPAN 2010」で,蓄電池に充電した電力を直流で取り出し,直流に対応したテレビを直接動作させる実演を公開している。
デモで利用している蓄電池は,ソニーが2010年6月に発表した,リン酸鉄リチウム(LiFePO4)を正極材料に利用したLiイオン2次電池「オリビン電池蓄電モジュール」(関連記事)。この電池1.2kWh分に,直流(DC)での出力,交流(AC)での出力,さらに各種出力制御用の回路などを実装して,家庭向けのユニットとした。
テレビは,既存の52型のテレビを直流対応に改造したものという。一方,Blu-ray Discプレーヤーは,ACで動作させている。