米ミシガン大学ビジネススクールが開発した米国顧客満足度指数(ACSI)を用いた2010年のブランド別顧客満足度調査によると、パソコン分野の平均指数は前年比4.0%増の78点となり、過去最高水準に達した。米Appleが同2%増の86点と過去最高得点を獲得している。Appleは7年連続でWindows搭載パソコンメーカーを抑えて首位を維持した。

 Windowsパソコンメーカーを見ると、米Dellは3%増、台湾AcerのGatewayブランドおよびeMachinesブランドや、米Hewlett-PackardのHPブランドはそれぞれ4%増加し、いずれも77点となった。またソニーや東芝などが含まれる“その他のメーカー”も77点を獲得している。HPのCompaqブランドは74点だった。

 ミシガン大学教授のClaes Fornell氏は、「Windows 7のリリースから2年目を迎え、パソコンメーカーは、Vistaに関連する問題から解放されたようだ」と述べている。

 このほかテレビやDVDプレーヤー、Blu-ray Discプレーヤーといった家電製品は同2.4%増の85点となり、2010年の同指数の中で最高水準に達している。薄型テレビの価格が500ドルを下回るなど、家電製品の値ごろ感が顧客満足度を上昇させている。

[発表資料(PDF文書)]
[満足度指数表(PDF文書)]