試作した3D映像対応のノートパソコン
試作した3D映像対応のノートパソコン
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3Dボタンで3D映像にワンタッチ変換
3Dボタンで3D映像にワンタッチ変換
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 ソニーは,フルHD(1920×1080画素)の3次元(3D)映像を表示できるノートパソコンを試作した。9月3日に始まる民生機器関連の展示会「IFA2010」に試作機を出展する。2011年春の製品化を目指す。

 液晶パネルは16インチ型で,LEDバックライトを搭載した。フレーム・シーケンシャル方式を採用し,フルHDの3D映像を240フレーム/秒で表示できる。3D対応の液晶テレビで使う液晶シャッター搭載のメガネをそのまま使える。試作機は「3D」ボタンを備えており,このボタンを押すと通常の映像コンテンツを擬似的に3D映像に変換できる。

 2010年の夏モデルで富士通や東芝,NECなどパソコン・メーカー各社は3D映像対応を打ち出す新機種を投入している。ソニーは3Dテレビ並みの画質の高さを売りに競合他社に対抗する構えだ。