日産自動車が技術開発の効率を高めていることが分かった。2010年7月27日に同社が開催した先進技術説明会において、日産自動車で研究、および先行技術開発を担当する常務執行役員の篠原稔氏が明らかにした(図)。対象は、研究と製品開発(商品化)をつなぐ「先行技術」と同社が呼ぶ分野で、かつ世界初か、少なくとも世界で3社ほどしか開発できない高い水準の技術。すなわち、「カタログなどで顧客に訴求できる大物の技術」(同氏)である。この先行技術の開発効率を、同社は2005年比で3倍に向上させた。
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