NTTドコモは,AR(拡張現実感)技術を用いたゴルフ向けアプリケーション・ソフトウエア(以下,アプリ)「ゴルフ版直感ナビpowered by Shot Navi」による動作デモを,2010年7月14日から開催中の「ワイヤレスジャパン 2010」で披露した。GPS対応のゴルフ向けのナビゲーションを手掛けるパー七十二プラザと共同で開発したもの。米Google Inc.のソフトウエア基盤「Android」を搭載したスマートフォン向けアプリとして,2010年8月に提供を開始する予定。
ゴルフ版直感ナビは,ゴルフ場でカメラをかざすことで,ユーザーとグリーン,ハザードの距離がわかるもの。端末に内蔵するGPSを用いて緯度経度の情報を特定する。ショットごとに地点登録すれば,飛距離の測定やスコアの自動入力などが可能だ。他のユーザーの位置確認やメッセージのやりとり,スコアの共有もできる。日本のほぼすべて(約99%)のゴルフ場で利用可能という。
対応する機種は,NTTドコモが販売するAndroid対応スマートフォンである「Xperia」(日スウェーデン合弁Sony Ericsson Mobile Communications AB製),「HT-03A」(台湾High Tech Computer Corp.製)の2機種。2010年7月30日までは,お試し用アプリを「みんなのドコモ研究室」からダウンロードできる。2010年8月以降は有料となり,NTTドコモが運営する「ドコモマーケット」やGoogle社が運営する「Android Market」などで配信される予定である。