三菱重工、Liイオン2次電池「MLiX」の乗用車への適用も想定
三菱重工業は2010年6月3日、エネルギ・環境関連の説明会を開催し、開発中のLiイオン2次電池「MLiX」の事業展開について説明した。2010年末に年産66MWhで生産を開始し、2013年には年産300MWhに量産体制を強化する。
同社は、Liイオン2次電池の主な用途として、電気バスやフォークリフト、定置用蓄電池として供給する考え。EV(電気自動車)/PHEV(プラグインハイブリッド車)を主体に想定していない理由として「国内の大手自動車メーカーは既に電池メーカーと合弁会社を作っており、参入の余地は少ないと判断した。ただし開発中の電池は、EV/PHEVでも使える仕様なので、要請があれば対応する」(同社原動機事業本部長佃嘉章氏)。Liイオン2次電池の用途(2013年)としては、半分が定置用蓄電池で、残りがフォークリフトと電動バス、乗用車と想定する。
このほか、三菱ふそうトラック・バスと開発中の電気バスについては、2011年初めに実証実験を開始する計画で、充電方式については「急速充電ではなく、電池交換式を採用する」(同氏)。同社は、2013年から電気バスの需要が大きく拡大すると見ており、電池交換式の電気バスを増やしたい考え。電池交換ステーションに配置する電池は、バスに使わないときは、スマートグリッド(次世代電力網)の蓄電池として活用できるためだ。
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