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Khronosが「OpenGL 4.0」を発表,テセレーションやOpenCL連携を可能に

2010/03/12 17:02
竹居 智久=日経エレクトロニクス
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図 OpenGL 4.0の描画パイプライン。頂点計算ステージの後に,テセレーションを行うステージを新設した。(Khronos Groupの資料)
図 OpenGL 4.0の描画パイプライン。頂点計算ステージの後に,テセレーションを行うステージを新設した。(Khronos Groupの資料)
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 標準化団体のKhronos Groupは2010年3月11日に,2次元および3次元グラフィックスAPIの新版「OpenGL 4.0」を発表した(発表資料)。OpenGLは,パソコンや家庭用ゲーム機などの据置型コンピュータに向けたグラフィックスAPI。4.0では,テセレーションを行うステージを描画パイプラインに追加したほか,ヘテロジニアス・コンピューティングAPIである「OpenCL」などとの連携を可能にするなどの改良を加えた。

 テセレーションは,単純な形状を表現するポリゴンを細かく分割することで複雑な形状を表現する処理である。今回,描画パイプラインにテセレーションのステージを新たに設けたことで,テセレーションをグラフィックス描画処理LSI(GPU)に実行させられるようになった()。またOpenCLなどの他のAPIとの連携のために,別のAPIを使うプログラムで生成されたデータを,CPUの主記憶に転送することなく描画できるようにした。例えばOpenCLを使った物理演算で物体の動きを求め,その結果を描画するといった使い方が容易になる。このほか,64ビットの倍精度浮動小数点演算への対応や,テクスチャの状態とデータの分離なども行った。

 KhronosはOpenGL 4.0のAPI仕様と併せて,シェーダ言語「GLSL 4.0」仕様も定義した。また,既存のGPUでOpenGL 4.0の機能の一部を利用するためのOpenGL 3.3も新たに発表している。いずれの仕様もKhronosのWebサイトで公開している。

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