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中部電力など,工場内に設置できる機械部品洗浄工程用ヒートポンプを発売

2010/02/25 19:06
池松 由香=日経ものづくり
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 中部電力とゼネラルヒートポンプ工業(本社名古屋市)はこのほど,機械部品の洗浄工程向けヒートポンプを開発し,2010年3月から販売を開始する。機械部品の洗浄工程は,切削工程の直後に配置されている。従来は,切削工程で発生するオイルミストがヒートポンプの機能を低下させるため,洗浄工程向けヒートポンプを工場内に設置できなかった。新製品は,熱交換器にフィルタを取り付けることでこれを可能にした。

 一般に,機械部品の洗浄には60数℃の洗浄液を使用する。この洗浄液を必要温度に保つため,洗浄装置から離れた場所にあるボイラ室から蒸気を運び,加熱していた。加熱設備としては,ボイラよりも省エネルギ性の高いヒートポンプのような設備へのニーズが高かったものの,前述のオイルミストの問題でヒートポンプを工場内に設置できなかったのだ。

 新製品は,60℃程度の洗浄液を浴槽から直接ポンプで引き上げ,空気中から奪った熱を活用して65℃まで加熱し,再び浴槽に戻す。空気を取り込む部分にフィルタを設置することで,オイルミスト問題を解決した。加えて,洗浄装置のすぐ横に加熱設備を置けるので,離れたボイラ室から蒸気管で運ぶ間に発生していた放熱ロスも小さくできる。

 また,洗浄工程向けの「加熱専用機」だけでなく,切削工程で使う切削液を15℃に冷却もする「冷却・加熱兼用機」も用意する。どちらの場合も,従来のボイラやチラーを使用する場合に比べ,ランニングコストを6〜7割削減できるという。どちらも加熱能力11.5kW/22.3kW/43.5kWの3種類がある。11.5kWタイプの外形寸法は750×700×1535mmで質量は250kg。22.3kWタイプは1300×700×1900mmで550kg。43.5kWタイプは1600×700×1900mmで600kg。

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