米International Rectifier Corp.(IR社)は,GaN系パワー素子を利用したMCM(マルチチップ・モジュール)2品種「iP2010TRPbF」「iP2011TRPbF」のサンプル出荷を開始した(発表資料)。特徴はSi製パワー素子を利用した従来品に比べ,スイッチング周波数が高いこと。iP2010TRPbFは最大出力電流30Aでスイッチング周波数は3MHz,iP2011TRPbFは同20Aで5MHzである。サーバーやルーター,交換機で利用するマルチフェーズ方式のDC-DCコンバータやPOLコンバータでの利用を想定する。MCMには,パワー素子のほか,ゲート・ドライバICなどを搭載する。
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