Tech-On!は無料登録制の技術情報サイトです。ぜひ会員登録してこの記事の全文をお読みください。 Tech-On!無料登録の説明ページ初めてご利用の方:無料会員登録へ登録に関するご質問登録に関するご質問学生の方:無料会員登録へ ログイン・ページに進むIDやパスワードをお忘れの方は…Cookieが使えない状態になっていませんか?
お薦めトピック
- AD -

ウィルコムが会社更生法を申請,XGPへの投資が重荷に

2010/02/19 01:47
久米 秀尚=日経エレクトロニクス
Facebookでシェアする
Twitterでつぶやく
印刷用ページ
ウィルコム 代表取締役社長の久保田幸雄氏。記者会見の冒頭,「このような事態になり,お客などに大変なご迷惑とご心配をかけ,心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
ウィルコム 代表取締役社長の久保田幸雄氏。記者会見の冒頭,「このような事態になり,お客などに大変なご迷惑とご心配をかけ,心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 PHS事業者のウィルコムが,2010年2月18日,東京地方裁判所に会社更生手続き開始を申し立てた(発表資料)。負債総額は,2009年12月末日時点で2060億円に上る。通信事業者の負債規模としては過去最高となる。同社は同日,企業再生機構およびソフトバンク,投資ファンドのアドバンテッジパートナーズに事業再建の支援を正式に要請した。

 同社の通信サービスの契約者数は,2010年1月末時点で432万6000件(うちPHSが424万800件,WILLCOM CORE 3Gが8万5200件)である。同社は,契約者に対する通話・通信などのサービスは従来通り提供するとしている。

 同社が今回,このような事態に陥った直接的な理由の一つは,財務体質の改善を目的に,2009年9月24日に申請した,産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法所定の特定認証紛争解決手続(以下,事業再生ADR手続)である。この申請が消費者の不信感をあおる結果を招いた。「事業再生ADR手続の申請後,新規契約を獲得するのが非常に難しくなった」(同社 代表取締役社長の久保田幸雄氏)。2009年末における契約者数は3万〜4万人/月純減したという。

 久保田氏はまた,次世代PHS技術を用いた高速無線データ通信サービス「WILLCOM CORE XGP(extended global platform)」への投資が経営の負担となったと説明する。同社は,2007年12月に総務省から次世代無線サービスの免許を取得し事業化を進めてきた。しかし,携帯電話事業各社との競争が激化し,加えて2008年秋以降の金融不安の影響も重なり資金繰りが悪化した。ただし久保田氏は今回,「XGPの計画はそのまま継続する」方針を明らかにした。

 「PHSはナローバンドだが,音声中心で低コストなサービスを提供できる。24時間無料通話サービスは高校生の支持を得ている。スポンサーが決まり資金繰りに目処が付けば,春・夏商戦に向けプロモーションを再開でき,再びウィルコムの魅力を訴えられる」(久保田氏)とした。このほか,パソコンのセキュリティ・モジュールやカーナビ,エレベーターといった機器への組み込み用途では,今後も市場の拡大が見込めると説明した。

Tech-On!プレミアム

Tech-On!プレミアム会員なら、左の雑誌記事が毎月30ページまでダウンロードできる!(詳細はこちら

イプロスの製品トピックス
とても参考になった 12
まあ参考になった 1
ならなかった 0
 投票総数:13
コメントに関する諸注意
(必ずお読みください)



コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。しばらくお待ちください。
記事中に誤りなど,編集部へのご連絡にはフッターのご意見/ご感想・お問い合わせをお使いください。
English
中文