図1 IntelとNokiaが開発した携帯機器向けソフトウエア・プラットフォームの名称は「MeeGo」
図1 IntelとNokiaが開発した携帯機器向けソフトウエア・プラットフォームの名称は「MeeGo」
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 米Intel Corp.とフィンランドNokia Corp.はスペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2010」において,プレス向けイベントを開催し,携帯機器向けの新たなソフトウエア・プラットフォーム「MeeGo」を発表した。「2010年第2四半期にソフトウエア・メーカーなどへの提供を開始し,2010年内の製品発表を目指す予定」(Intel社)。両社は2009年6月に,次世代の携帯機器開発に向けた提携を発表していた(Tech-On!の関連記事)。

 MeeGoは,Intel社が開発を進めてきたLinuxベースの携帯機器向けソフトウエア「Moblin Linux」と,Nokia社の同じくLinuxベースのソフトウエア「Maemo」を統合し,改良を加えたもの。「ポケットに入るような携帯型PCやネットブック,ネット対応のテレビや車載機器などに向ける」(Nokia社)という。

 Nokia社が開発を進めるスマートフォンを含めた携帯電話機に関しては,「これまで通り『Symbian』プラットフォームを使用することになる」(同社)という。