オランダDelft University of Technology(TU Delft)教授のKofi Makinwa氏らの研究グループは,標準的なCMOS技術を使ってオンチップで高精度なリファレンス・オシレータ(基準発振器)を実現する技術を開発した。2010年2月8日から開催されている半導体関連の国際会議「ISSCC」で発表した(講演番号4.1)。トリミングなしの状態における出力周波数の精度は±0.2%,トリミングを1回だけ行った後の精度は±0.1%である。今回の発振器は,USBなどの通信インタフェースLSIやマイコンなどに集積し,それらデジタル回路のクロック源としての用途を想定する。

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