米IBMは米国時間2010年1月29日、米Walt Disneyが運営するフロリダ州のリゾート施設群「Walt Disney World Resort」の「Epcot」パーク内に、新たな展示施設「Smarter Planet」をオープンした。

 同展示施設は、先進技術を地球上のさまざまな問題の解決に役立て、より良い地球を創造するという同社のコンセプト「Smarter Planet」を来場者に体験してもらうもの。同社が「Smarter Data Center」と呼ぶ、電力消費効率の高いコンピューティング・システムを用いた体験型デモを展示する。

 来場者は、クイズやゲームを通じて、道路渋滞の緩和、都市犯罪の防止、食糧供給などへの技術活用について、楽しみながら学べる。またDisneyのWalt Disney Imagineering部門が制作したビデオ・ゲーム「Runtime」では、参加者がその場で走ったり飛び跳ねたりするとゲーム内のアバターがその通りに動いて先に進み、IBMの歴史をたどることができる。

 各ゲームやデモを動かしているSmarter Data Centerは、ガラス越しに見えるように場内に設置されている。IBMのモジュラ型データ・センター・ソリューション「Scalable Modular Data Center」を採用し、電力費用を従来比最大25%削減可能とうたっている。

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