【決算】コマツの2009年10〜12月期は減収減益も,業績は上向き---中国の需要が本格回復
コマツは,2009年度第1〜3四半期(2009年4〜12月期)の連結決算を発表した。売上高は1兆39億円(前年度同期比38.9%減),営業利益は360億円(同82.0%減),当期純利益は346億円(同80.5%減)となり,減収減益だった。主力の建設機械・車両で中国以外の市場の需要が低迷しているほか,為替が円高で推移した影響が大きいという。
直近の四半期である2009年10〜12月期は,前年度同期に比べると減収減益となったものの,前の四半期(2009年7〜9月期)に対しては増収増益となっており,回復傾向がうかがえる。2009年10〜12月期の売上高は3579億円(前年度同期比17.0%減,前四半期比10.0%増),営業利益は163億円(同59.7%減,41.7%増),売上高営業利益率は4.6%(同4.8ポイント減,1.1ポイント増),当期純利益は101億円(同21.7%減,195.7%増)だった。
売上高の90%弱を占める建設機械・車両事業に関しては,2009年10〜12月期の売上高が3175億円(前年度同期比16.3%減),営業利益が133億円(同40.7%減)だった。とはいえ,やはり2009年7〜9月期に比べると増収増益となっており,事業環境としては上向いている。日本/北米/欧州市場の需要が低迷している上,在庫調整による売り上げ減の影響もあったが,中国市場の需要が本格的に回復したほか,インドネシア/インド/ブラジルなどでも緩やかながら需要が戻りつつある。在庫水準に関しては「現在の需要に見合う水準」(同社)になったという。
建設機械・車両事業について地域別の詳細な業績をみてみると,2009年10〜12月期と前年度同期で比べた場合,前年度同期から売上高が増加しているのは中国市場(555億円,131.4%増)とアジア・オセアニア市場(735億円,12.8%増)だけである。これら以外の市場で比較的落ち込みが小さいのは,欧州/中南米市場,落ち込みが大きいのは日本/北米/CIS(ロシアなど旧ソビエト連邦諸国による連合体)/中近東・アフリカ市場である。
2009年度通期の業績見通しは,売上高が1兆4300億円(前年度比29.3%減),営業利益が720億円(同52.6%減),当期純利益が620億円(同51.9%減)である。前回発表からの変更はない。













