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東芝が次世代電力網システムを沖縄電力から受注,再生可能エネルギーと蓄電池を活用

2010/01/19 12:11
狩集 浩志=日経エレクトロニクス
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宮古島で2010年秋から実証試験を開始
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システムの概要
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 東芝は,沖縄電力から宮古島で2010年秋から実証試験を開始する「離島マイクログリッドシステム実証試験」に関する設備を一括受注したと2010年1月18日に発表した。変動が大きい再生可能エネルギーを蓄電池で負荷平準する次世代の電力システムを構築する。

 宮古島での実証試験は,既存の火力発電(2万1500kW,4万kW)やガスタービン発電(1万5000kW),風力発電(900kW×4基,600kW×1基)に,新たに太陽光発電(3MW,1MW)と蓄電池(4MW,200kW)を加える。出力変動が大きな風力発電や太陽光発電を蓄電池で平準化しながら,電圧上昇や余剰電力対策,周波数の調整など系統の安定化に対して検証する予定。今回の実証試験は,経済産業省 資源エネルギー庁が公募した「平成21年度離島独立型系統新エネルギー導入実証事業」に採択されたものである。

 東芝では,新たに設置する太陽光発電や蓄電池をはじめ,パワー・コンディショナや通信網,電力需給を制御する監視制御システム「μEMS」を一括で納入する。4MWの太陽光発電のうち,3MWはメガ・ソーラーとして設置し,1MWは600kWが工場,400kWが住宅を想定する。ただし,実際の工場や住宅には太陽光発電を設置せず,1ヵ所に集約し,需要家として模擬する。需要家では,工場や住宅の電力需要も模擬する計画である。

 蓄電池は,4MWのNAS(ナトリウム・硫黄)電池を電力系統に接続するほか,200kWのLiイオン2次電池を住宅に設置する。住宅では,4kWの太陽光発電を100戸に設置し,このうち1戸に8kWのLiイオン2次電池を設置した住宅が25戸あると想定するという。

 Liイオン2次電池には,東芝が開発した負極にチタン酸リチウム(LTO)を使い,充放電サイクル特性が高く,急速な充放電が可能な「SCiB」を採用する。このほか,3MWのメガ・ソーラーのパワー・コンディショナには,東芝製の定格250kWのパワー・コンディショナを12基採用する。模擬する工場には定格10kW,住宅には定格4kWのパワー・コンディショナを購入する予定としている。

 太陽光発電には,シャープ製の多結晶Si型太陽電池を使用する。発電所や蓄電池との通信網には,光ケーブルを用いる予定。現在のところスマートメーターを設置する計画はないという。

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