コンテンツを表示させた様子
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iPhoneを横に並べたところ
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 米Foxit Software Company社の日本法人であるFoxit Japanは,電子書籍端末「eSlick」を2009年11月末に国内で発売すると発表した。Foxit Software Company社が既に米国で販売している端末をベースに,日本語フォントを搭載するなどの改良を図ったものである。法人向けに,メニュー・ページやDRMなどのカスタマイズにも対応するという。個人ユーザーも,Web直販で購入できる。端末価格はオープンだが,3万円前後になる見込みである。

 この端末は,台湾Prime View International Co.,Ltd.(PVI社)製のOEM端末に,Foxit Software Company社の独自ソフトウエアを組み合わせたもの。ディスプレイは,米E Ink Corp.の技術をベースにした白黒表示の電子ペーパーを使っており,画面寸法は6型で画素数は800×600。無線通信機能は備えず,USBかSDメモリー・カードでコンテンツをやり取りする。

 アイドックが開発した「KeyringPDF」に対応する。このため,同フォーマットを採用する電子書籍大手の「パピレス」などの電子書籍コンテンツを,ダウンロードして閲覧することが可能である。

 端末には,無料で専用のPDF変換ソフトウエアが付属する。パソコン上のあらゆるドキュメントを,このソフトウエアによってPDF化して,電子書籍端末で閲覧することができる。