米General Electric Corp.は,米国で展開しているスマートメーターとその周辺機器を出展した。照明のオン/オフやエアコンの温度設定などの制御を,電力のサービス事業者などが遠隔で行える「Demand Response」の実演も公開している。
スマートメーターは,サービス事業者が,ユーザーが利用した電力量をリアルタイムに把握でき,しかもDemand Responseのように電気製品の遠隔操作ができる電力メーター。米国を中心に,大規模な導入が始まっている。
今回,GE社は,通信仕様が異なる3種類のスマートメーターを出展した。無線を利用するもの,電力線通信(PLC)を利用するもの,LANケーブルを利用するもの,の3種類である。「通信機能はそれぞれモジュール化されており,そこだけ取り替えられる」(General Electric International Inc.)。
日本で出展したのは,「電力会社に導入してもらうというよりは,まずは企業や店舗などで『省エネ・モニター』,つまり電力使用量をユーザー自身が知ることができるモニターとして機器として使ってもらうため」(同社)。照明などの制御は,ユーザー自身によっても可能という。