台湾のAcerは現地時間2009年10月14日,Androidベースの携帯電話機「LIQUID」と,Android/Windowsの切り替えが可能なネットブック「Acer Aspire One with Android」を発表した。具体的な仕様や発売時期,価格などの詳しい情報は明らかにしていない。

 LIQUIDに採用するAndroidは,最新版のバージョン1.6(開発コード名「Donut」)。世界で初めて米QUALCOMMのスマートフォン向けチップセット「Snapdragon」を搭載するAndroid端末としている。ワイドVGA表示のタッチスクリーン付き画面を備える(関連記事:【COMPUTEX】Qualcomm社,Snapdragon搭載“スマートブック”でコンシューマー市場を狙う)。アドレス帳でFacebook/Twitter/YouTube/Picasa/Flickrのアカウント情報をまとめて管理できる。ボディー・カラーは赤と白,黒の3色。

 Acer Aspire One with Androidは,リブートなしでAndroidとWindowsを切り替えられる。素早くWebブラウジングやメール読み書きなどを行う場合はAndroid,複雑な作業をする場合はWindowsといった使い分けができる。Androidを選ぶと18秒で操作可能な状態になり,シャットダウンは3秒で済むという。

[発表資料(LIQUID)]
[発表資料(Acer Aspire One with Android)]