上が開発品。下は小型化した次世代品のモックアップ
上が開発品。下は小型化した次世代品のモックアップ
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展示パネル
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 村田製作所は,「WirelessHD」対応の送受信モジュールを開発,動作デモを初めて披露した。昨年のCEATECで展示したのは,動作しないモックアップ品だったという。1080pの60フレーム/秒の映像を非圧縮で無線伝送できる。デジタル・テレビやBlu-ray Discプレーヤー,セットトップ・ボックスなどに向ける。

 送信側(ソース)のモジュールの大きさは142.5mm×28mm×9.2mm,受信側(シンク)は同150.5mm×28mm×9.2mmである。消費電力は,ソース側が標準8.5W,シンク側が標準10.5W。いずれのモジュールにも米SiBEAM,Inc.が開発したWirelessHD用ベースバンド処理LSIが実装されている。90nmプロセスで製造されている。

 今後は据え置き型ゲーム機などへの搭載を目指し,モジュールを小型化する予定。会場では小型化を想定したモジュールのモックアップを展示していた。こちらは65nmプロセスで製造された,SiBEAM社のWirelessHD用ベースバンド処理LSIの搭載を想定している。