[画像のクリックで拡大表示]

 ソニーは,2009年10月6日から幕張メッセで開催中の展示会「CEATEC JAPAN 2009」で,家庭用ゲーム機「Play Station 3(PS3)」を使ったデジタル・サイネージ(電子看板)を参考出展している。画像処理に強みを持つゲーム機を活用することで,安価に広告表現を高められることが強みだ。

 PS3と,Webカメラを外付けした液晶ディスプレイをそれぞれ3台,HDビデオカメラ1台を使うデモを見せた。3台のPS3は,同期しながら画像処理を実行し,3台のディスプレイを1台のディスプレイに見立てて映像を表示する。カメラは,ディスプレイの前に立つ人の動きや顔の認識に使う。

 ディスプレイの最も近くにいる人を認識し,その人の前に映像をシームレスに移動させたり,人の動きに合わせてCGで作成した水面の波紋などを動かしたりするデモを見せた。