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 インターネットと放送の連携技術の標準化を進めるIPTVフォーラムは,2009年10月6日から幕張メッセで開催中の展示会「CEATEC JAPAN 2009」で,データ放送画面からインターネットを使った動画配信サービスを利用するデモを実施している。

 NHKと,日本テレビ放送網やフジテレビジョンなど民放キー局5社,WOWOWが会場内で実際のテレビ映像とデータ放送を流し,BMLのデータ画面から動画配信サービスなどを利用する実証実験で,パナソニックが対応Blu-ray Disc(BD)レコーダー,日立製作所が対応テレビの試作機をそれぞれ出展した。

 今回の実験は,2009年7月にまとまったIPTVフォーラムの拡張規格に基づくもの。この規格を使うことで,NHKや民放キー局が進める放映済み番組のネット動画配信と,テレビ放送を組み合わせたサービスを実現しやすくなる。例えば,視聴している最中にテレビ・ドラマの過去の回をテレビ画面上で選んで手軽にネット経由で視聴したり,テレビCMとネット上の動画コンテンツを連動させたりする仕組みなどを構築可能だ。

 実際のサービスを始める時期などは今のところ未定。